こんにちは。ブリオです。
過日。
作家の五木寛之さんのムック本を読んでいると
小説「青年は荒野を目指す」の冒頭が載って
いました。
真のジャズマンを目指す若者が、船で北
(ロシア)へ向かう旅の中で
様々な人々と出会い、色々な経験をして
感じ、考える物語。
読み終えると、なにやら妙にジャズが聞きたく
なりました。
(普段は聞かないので、知識はありません)
「姫路 ジャズバー」などと検索してみていると
なんと、ドラマーの演者として高校時代の友人の
名前を見つけました。
見つけると、どうにも気になって仕方がないので
ある日の夜分、行ってみました。
雑居ビルというのかな?階上、店の閉じたドアの
前に立ったところで、急に色々考え始めました。
昔は毎日のように遊んでいたけれど、10年以上
ぶりに会うと思うと何やら気恥ずかしいな。
事前に確認するのも野暮でしょ~、などと勢いで
来たけれど、そもそも今日は中に居るのかな?
今更、やらない(ドアを開かず、入らない)理由を
考えるのです。しかもすごい色々思いつく。
しばらくの後、途中で差し入れを買ったのを
手にぶら下げていたのを見て、我に返り
何も考えずにエイヤッとドアを開けると
たまたま、その日の機材のセッティングが
そうだったのか、出入口からすごく近い場所に
ドラムセットがあり、彼がドラムを叩いて
いました。そして、演奏しながら
ドアが開いた気配でこちらを見て気づき、
驚いた表情のあとでニヤリとしました。
その後は歓待してもらい、お互いの近況を話したり
ちょっと張り切った演奏を聞かせてもらって
楽しい時間を過ごしました。
帰途。
少し勇気を出してドアを開けてよかったな、と思う
と同時に、友人に扉一枚隔ててジリジリしていた
自分を思い出して可笑しくなりました。
俯瞰で見ると、中年男性がドキドキしながら
中年男性に会いに行った、というお話しです。